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SphingoTherapy
Conference

スフィンゴテラピィ研究会

About
STC

 スフィンゴ脂質は、1884年にドイツのJ.L.W. Thudichum博士が脳の脂質成分を網羅的に解析し、これまでのグリセロリン脂質とは異なるアルカロイドに脂肪酸が結合している成分を見出し「スフィンゴシン(sphingosine)」と命名したことに端を発しています。現在までに、スフィンゴシンに脂肪酸がアミド結合した「セラミド」を共通構造として、糖やリン酸など様々な分子が結合した100種類を超えるスフィンゴ脂質が見つかっています。また、近年の生化学・分子生物学の目覚ましい発展により、その生合成経路や代謝酵素も明らかとなっております。これらの酵素の先天性遺伝子欠損や遺伝子変異によって、基質となるスフィンゴ脂質が蓄積することでライソゾーム病と呼ばれるスフィンゴリピドーシスを引き起こすことから臨床への関与が知られています。また、各々のスフィンゴ脂質自体が細胞内セカンドメッセンジャーとして、様々な細胞生理作用を持ち、生体においてもその多彩な機能が注目されるとともに「生活習慣病」「炎症性疾患」、また「がん」などの病態とも関連があることが報告されつつあります。今後、スフィンゴ脂質を標的とした創薬「臨床的治療研究」には更なる「基礎医学・生物学研究」の発展が必要不可欠です。

 スフィンゴテラピィ研究会(Sphingo Therapy Conference; STC)は、スフィンゴ脂質に関する「臨床的治療研究」「基礎医学・生物学研究」と連携して進め、医学の進歩と発展に貢献し、学術文化および医療福祉に寄与し、もって国民の健康増進を計ることを目的として、「スフィンゴ脂質の基礎医学研究者」および「血液内科をご専門とする臨床医師」として二足のわらじを実践してこられた岡崎 俊朗 先生(現・石川県立大学教授)によって2006年に発足され、国内外の基礎および臨床研究者を一堂に会しての学術集会を開催することで、スフィンゴ脂質研究のさらなる発展と医学への応用を目指しております。(文責:谷口 真)

History
(STCのあゆみ)

2006年(平成18年)

4月            スフィンゴテラピィ研究会 発足(代表:岡崎 俊朗(鳥取大学),副代表:矢冨 裕(東京大学))

5月27日(土)- 28日(日)           第1回 スフィンゴテラピィ研究会 in 伯耆町(於:大山ロイヤルホテル)

2007年(平成19年)

5月26日(土)- 27日(日)           第2回 スフィンゴテラピィ研究会 in 伯耆町(於:大山ロイヤルホテル)

2008年(平成20年)

2009年(平成21年)

2010年(平成22年)

2011年(平成23年)

2012年(平成24年)

2013年(平成25年)

2014年(平成26年)

2015年(平成27年)

2016年(平成28年)

2017年(平成29年)

2018年(平成30年)

2019年(平成31年・令和元年)

7月18日(金)- 19日(土)           第3回 スフィンゴテラピィ研究会 in 伯耆町(於:大山ロイヤルホテル)

7月17日(金)- 18日(土)           第4回 スフィンゴテラピィ研究会 in 伯耆町(於:大山ロイヤルホテル)

7月16日(金)- 17日(土)           第5回 スフィンゴテラピィ研究会 in 米子市(於:米子市観光センター)

6月            岡崎先生の金沢医科大学へ御異動に伴い、事務局も金沢医科大学へ

7月15日(金)- 16日(土)           第6回 スフィンゴテラピィ研究会 in 米子市(於:米子市観光センター)

7月13日(金)- 14日(土)           第7回 スフィンゴテラピィ研究会 in 志賀町(於:能登ロイヤルホテル)

7月12日(金)- 13日(土)           第8回 スフィンゴテラピィ研究会 in 加賀市(於:山中温泉河鹿荘ロイヤルホテル)

7月18日(金)- 19日(土)           第9回 スフィンゴテラピィ研究会 in 加賀市(於:山中温泉河鹿荘ロイヤルホテル)

7月16日(火)- 18日(木)           第10回 スフィンゴテラピィ研究会 in 加賀市(於:ホテルアローレ)

7月14日(木)- 16日(土)           第11回 スフィンゴテラピィ研究会 in 加賀市(於:ホテルアローレ)

7月14日(金)- 16日(日)           第12回 スフィンゴテラピィ研究会 in 志賀町(於:能登ロイヤルホテル)

12月14日(金)- 16日(日)         第13回 スフィンゴテラピィ研究会 in 砺波市(於:砺波ロイヤルホテル)

3月                 岡崎先生の金沢医科大学御退官に伴い石川県立大学へ御異動

5月            組織委員会 発足(組織委員長:北谷 和之(摂南大学))

2020年(令和2年)

2021年(令和3年)

2022年(令和4年)

1月23日(木)- 25日(土)           第14回 スフィンゴテラピィ研究会 in 加賀市(於:ホテルアローレ)

11月26日(金)- 27日(土)         第15回 スフィンゴテラピィ研究会 (於:Zoomオンライン)

7月                  スフィンゴテラピィ研究会ホームページ作成~公開

About

News & Topics

2022年7月

スフィンゴテラピィ研究会HPを作成しました。

2022年10月19日(水)~21日(金)

第15回セラミド研究会・第16回STC合同大会を開催します。

Meeting
Modern Architecture

Meeting

 Joint Conference with

15th Ceramide Conference & 16th STC 

  第15回セラミド研究会・第16回STC合同大会  

 Date : 19-21th October, 2022 

 Place : Hokkaido University Conference Hall,

             Sapporo, JAPAN  

 

 日時:10月19日(水)~21日(金) 

 場所:北海道大学学術交流会館,札幌 

​*上記のリンクよりセラミド研究会HPの「合同大会」のページから申し込みをお願いします。

​発表申し込み期限:令和4年8月31日(水)

Board Members(組織委員)

 2006年スフィンゴテラピィ研究会の発足以来、研究会代表 岡崎 俊朗 教授並びに岡崎研究室(2006~2010年:鳥取大学,2011~2019年:金沢医科大学)にて運営されていたSTCを2019年3月の岡崎教授の御退官に伴い、日本全国の各大学並びに研究所のスフィンゴ脂質および医学領域を専門とする若手研究者により企画・運営するべく、2019年5月に北谷 和之 准教授(摂南大学)を委員長として「組織委員会」を発足しました。毎年度1回の研究会開催を目指して、様々な面白い企画などを行っていきますので、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

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